関西学生男子バスケットボールリーグ第8戦、神戸大-関大が10月5日、新金岡体育館で行われた。第3Qまで終始リードしていた神戸大は、第4Q終盤に逆転され、79-91で敗れた。成績は4勝4敗となった。【10月6日 神戸大NEWS NET=UNN】
試合終了まで残り2分。悪夢はそのとき訪れた。
点差は2点。攻撃権を得た神戸大がリングを目指してパスを回す。左サイドから中央にパスを出した瞬間、ベンチが凍りついた。「あっ…」。パスをカットされ、相手に悠々とネットを揺らされた。79-79。同点だ。
追いつかれた。まさかの失点のショックで、スキが生まれる。簡単に相手に攻撃権を渡すと、トドメは3Pシュートだった。「もうやめてくれ」。SF北川主将(工・4年)が心の中で叫んだ。79-82。これで完全に試合の主導権を持っていかれ、終わってみれば12点差を付けられた。「同じ順位との試合、絶対に勝ちたかったのに」。主将が言葉を絞り出した。
「何度か点差が開きかけたんですけどね。そこで離し切れなかった」と北川主将。第3Qにも、第4Qにも、相手を突き放すチャンスはあった。だが、トドメを刺せぬまま、悪夢の時間を迎えてしまった。
昨日の甲南大戦に続く逆転負け。「昨日と同じタイプのシューターが居て、それに対応できなかった。さすがに1日では変えられなかった」。立山コーチが淡々と話す。中位戦線2連敗。痛い、痛すぎる連敗だ。リーグも残すところあと3戦。「残り全部勝ちにいく。インカレに行く」。もう絶対に負けられない。神戸大旋風をここで終わらせるわけにはいかない。
●関西学生男子バスケットボールリーグ第8戦(10月5日・新金岡体育館)
神戸大 79 27-21 91 関大
17-22
21-19
14-29
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