関西学生男子バスケットボールリーグ第9戦、神戸大-大体大が10月11日、豊中市千里体育館で行われた。神戸大は第4Q終盤に大体大に逆転を許し、86-88で敗北。3連敗で成績は4勝5敗となった。【10月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
「どうして負けたのかわからない。チームの動きは悪くなかったのに」。SF北川主将(工・4年)の言葉数は少なかった。
第4Q残り5分30秒の時点で神戸大が20点のリード。大体大のタイムアウトでベンチに帰ってくる選手たちの表情、そしてベンチのムードも明るい。神戸大が完全に試合の主導権を握っていた。
しかし悲劇はここから始まった。大体大の3Pシュートが立て続けに決まり、点差がじわりじわりと縮まっていく。度重なる猛攻に勢いを増す大体大応援団の歓声。会場は異様なムードに包まれた。焦りの見え始めた神戸大の選手らはパスミスやファウルを繰り返し、リバウンドも取れずに失点を重ねた。
しびれを切らした神戸大ベンチはディフェンスをゾーンに切り換えるが、大体大の勢いは止められず。ついに同点。そして残り17秒。大体大の強引な突破に、神戸大のディフェンスはたまらずファウルを犯してしまう。同点となるゴールの後、フリースローを決められついに逆転を許した。後が無い神戸大は、C蔵田(経済・4年)がドライブを仕掛けるも、決まらず。逆に終了間際に再びフリースローを決められ万事休す。
まさかの3戦連続逆転負け。立山コーチは「(相手の)ディフェンスに当たられてミスしていた。向こう(大体大)のオフェンスを止め切れなかった」と悔しさをにじませた。
どうしても勝たなければならなかった試合に敗れ、インカレ出場が一気に遠のいた。だが沈んでばかりはいられない。次は現在3位の立命戦。北川主将は「どんな精神状態でも試合はある。しっかり切り替えていきたい」と気丈に話した。
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