2008年度関西学生男子ラクロスリーグ、神戸大-関学が10月12日、浜寺公園球技場で行われた。昨季王者相手に先制し、常にリードしていた神戸大は、試合終盤に追いつかれ、8-8の引き分けに終わった。これにより、勝ち点1を手にした。【10月18日 神戸大NEWS NET=UNN】
試合後、選手らの顔には複雑な表情が浮かんでいた。昨季王者の関学と対等に渡り合えたという手ごたえ。あと少しのところで手から滑り落ちたリーグ戦初勝利。自信でも良い、悔しさでも良い。この結果を次につなげられるか。それが神戸大の残りシーズンを左右する。
良くも悪くも、AT田中陽主将(経済・4年)の奮闘が光った。「主将の僕が盛り上げないと」。遠目からでも積極的にショットを放ち、ゴールを奪えば人一倍喜んだ。第3Q10分。3連続となるゴールで、スコアは6-3に。「あそこで勢いに乗れればよかったんですけど」(田中陽)。主将が孤軍奮闘するばかりで、勝負を決められない。
第4Q14分。MF長野(3年)が左サイドからつっかけ、勝ち越しゴールを奪うも、その2分後に追いつかれてタイムアップ。大金星はあと少しのところで手から滑り落ちた。「これでファイナル3は無くなった。今は1部残留に全力を出す」。主将は吹っ切れたように話した。創部20年目の節目の年。神戸大復活のキッカケの年になるか、転落の始まりの年になってしまうのか。残り2戦の戦いぶりに注目しよう。
●2008年度関西学生男子ラクロスリーグ(10月12日・浜寺公園球技場)
神戸大 3 1 3 1=8
関 学 0 2 3 3=8
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