2008年度関西学生男子ラクロスリーグ最終戦、神戸大-京産大が11月3日、大阪長居球技場で行われた。神戸大は3-8で京産大に敗北、これにより自動降格が決まった。2部降格は4年ぶり2度目。【11月3日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大チームに2部降格がつきつけられた。グラウンドにしゃがみこみ、悔しさから涙を浮かべる選手ら。会場には嗚咽する声がもれる。この敗北により入れ替え戦出場の機会を逃したため、4年生にとって今回のゲームは引退試合となった。
神戸大は試合開始直後で先制点を奪われた。第1Qは京産大にゲームの主導権を握られ0-3で終了。神戸大は第2Qで巻き返しを図った。ミスはあったが勢いのあるランプレー、パスの成功。そこから繋げたゴール。神戸大は開始3分でパスを繋ぎ、京産大ディフェンスの隙間を狙って1点目を獲得した。相手にゴールを許したものの点差を縮め2-5で前半戦を終えた。
「第2Qは勢いで、チャンスを逃さぬようにした。逆にミスが多くなって後半のスタミナ不足に繋がってしまった」とAT田中陽主将(経済・4年)。その言葉通り後半は京産大の勢いに付いていけなかった。試合終了まで粘る神戸大だったが、京産大のディフェンスをかわせない。逆に神戸大ディフェンスの穴を突かれ、決められるゴール。そして鳴り響いた試合終了のホイッスル。神戸大は京産大に3-8で敗北した。
田中陽主将は敗北を目の前に言葉を見つけられない様子だったが「責任を感じすぎず、自分たちを信じて頑張ってほしい。すぐに1部に上がれるから」と後輩にエールを送った。しかし自身も例年よりチームのレベルが高くないことを感じており、「(1部から)絶対落とせないと思っていたのが現実で、そのプレッシャーはあった」と振り返って苦笑した。「神戸大ラクロスの良いときも悪いときも経験できた。ラクロスは大学生活そのものだった」。リーグ最終戦の終了とともに、常に試合で活躍を見せていた4年生たちはチームを去る。新たな舞台で、新生神戸大男子ラクロス部の戦いは続く。
●2008年度関西学生男子ラクロスリーグ(11月3日・大阪長居球技場)
神戸大 0 2 1 0=3
京 大 3 2 1 2=8
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