夜間主コースの学生が中心となり、徹夜で行われる学園祭、「第35回厳夜祭」が11月8日の午後5時15分頃から9日の午前7時頃まで国際文化学部B棟周辺で行われた。昨年の倍以上となる約1000人が来場し、夜通しにぎわいを見せた。【11月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
厳夜祭は学内に5つ存在する学園祭の中で最も古い歴史を持つ。近年は法・経営・経済の各学部で夜間主コースの募集停止が行われ、実行委員の数が不足。大学から助成金の削減なども受けて苦しい状況が続いていたが、今年も開催にこぎつけた。
学生センター前に設置されたメインステージでは、アカペラサークルの「Ghanna Ghanna」やチンドンサークルの「神大モダン・ドンチキ」などが曲目を披露。炎を使った演舞「ファイアーダンス~炎舞中毒~」は、派手なパフォーマンスに一番の盛り上がりを見せた。
一昨年は約100人、昨年は約300人が来場した。今年は用意された厳夜祭のパンフレット500部が8日の午後11時頃には完全に配布された。日付が変わってからも来場者は増える一方だった。
「今年の多さには僕自身もびっくり。去年と同じようにやってたら対応が間に合わなくなってきた」と話すのは3年連続で実行委員長を務める坪田卓巳さん(経営夜・5年)。毎年、卒業生や地域住民の来場者が多かったが、今年は昼間主コースの学生や他大学からも多くの学生が来たという。「やっぱい口コミで厳夜祭が広まってるのが大きいのかな」。
模擬店はB棟の教室が全て埋まる15店舗が出店。20歳以上ならば、2階の受付で年齢確認を受けると手の甲に証明スタンプを押してもらえ、アルコール飲料の購入も認められた。食べ物では、珍しいインドの民族料理やから揚げなどの定番メニューも販売された。
9日の午前5時半からは、B棟前で新鮮な野菜を販売する「朝市」が開かれた。午前7時にはラジオ体操が行われ、厳夜祭は幕を閉じた。
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