神戸大大学院国際文化研究科は11月21日、国文キャンパスで11月15日に行った同研究科博士課程前期課程グローバル文化専攻の入試において、受験者1人に対し問題用紙を誤って配付したと発表した。同研究科は当該受験者に謝罪し、翌16日に本人の承諾を得て再試験を行った。【11月21日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回の配付ミスは同研究科が行った博士課程前期課程入試(募集人員50人)において、グローバル文化専攻(募集人員30人、受験者68人)の8コースのうち1コースで起きた。
入試は同じ教室で2専攻、14コースの試験が一斉に行われ、計99人が受験。各コースごとに異なる試験問題が配付された。そのうち、外国人留学生特別選抜の区分で志望していた外国籍の当該受験者に対し、「基礎科目」の試験の際、本来配付する予定だった「コース一般問題」を誤って、「外国語(英語)問題」を配付した。試験監督責任者は試験開始前、全ての受験者に対し問題用紙が正しく配付されたか確認するよう促したが、当該受験者から申し出が無かったため試験を開始。試験終了後、解答用紙の確認作業を行った時点で当該受験者が異なる問題を解答していることが発覚した。
同研究科は当該受験者に謝罪をした上で、翌16日に再試験を実施。合否については、他の受験者は通常通り採点し、当該受験者は他の受験者の合格最低点以上の得点であれば合格と判定される。当該受験者の試験が1日延びたことが、双方にとって不利益とならないよう措置が取られた。合格発表日は11月29日。再発防止策として同研究科は、同一教室で多種類の試験を行う際の問題配付方法の改善と、異なる担当者による複数回のチェックを行うとしている。
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