残り1分の悲劇 アイホプレーオフ

関西アイスホッケー2部リーグプレーオフ、神戸大-大工大が11月22日に関大アイスアリーナで行われた。神戸大はリードを守れず5‐5で引き分け、自力での1部・2部入れ替え戦進出を逃した。【11月22日 神戸大NEWS NET=UNN】

 天国から地獄への急降下だった。第3ピリオド11分にA田村がお膳立てしたパックを碩が押し込み、5‐4。1部への道が開いたかにみえたが、大学以前からの経験者揃いのチームを黙らせることができなかった。残り1分に同点ゴールを決められてしまう。守るべき時間帯に守れなかった。気持ちの差ではなく、大半の部員が大学から始めた「素人」チームとの「地力の差がでた」(穴場コーチ)。試合終了を告げるブザーが鳴ると、入れ替え戦進出を決めて喜ぶ大工大選手らを前に、神戸大選手らはただ立ちつくしていた。「(相手を)抑えることができなかった。自分たちで、決めたかった」。佐竹主将は言葉を絞り出した。

 23日に行われる近大-甲南大戦で近大が勝てば、神戸大は入れ替え戦に進出できる。「(入れ替え戦の)機会があれば」と佐竹主将は望みを近大に託す。

●リーグ戦振り返って 佐竹主将
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 チームは昨季、1部から2部に転落。関西トップの舞台への復帰を掲げたが、大半がアイスホッケーを大学から始め、公式試合の経験も乏しい部員らで構成されるチームに対して当初は「前(昨季)のチームの方がいいと本気で思っていた」と佐竹主将は打ち明ける。内部でもめたこともあったが、練習の積み重ねで持ち味のチームワークの向上に取り組んだ。転機はプレーオフでの甲南大戦。目標が近づきチームの意識は高く、連携プレーが目立つようになったという。「チーム一丸となって戦えるようになった」。開幕時とは異なる「ルースターズ」(神戸大アイスホッケー部の愛称)がそこにはあった。
 リーグ戦(プレーオフ含む)全日程を終えたが、「決して満足はしていません」と佐竹主将。その言葉の理由は目標をまだ達成していないからだ。「ただ」と主将は帽子をかぶり直して、付け加える。「いいチームを作れた」。

●関西アイスホッケー2部リーグプレーオフ(11月22日・関大アイスアリーナ)
神戸大 5 2-1 5 大工大
      1-1
      2-3

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