次々と変化する舞台 自由劇場2008年秋公演

神戸大演劇部自由劇場の第159回公演「246番地の雰囲気」(作:倉持裕、演出:横山ツカサ)が、11月21日から25日まで六甲台講堂で行われている。自劇所属の1年生から4年生まで総出で演じる迫力の演技に観客は魅了された。【11月23日 神戸大NEWS NET=UNN】

 東の町に住む私立探偵・石堂鋼吉のもとに、西の田舎村から1人の女性・宝来静が依頼に訪れる。彼女は、6ヶ月前から行方不明の恋人・糸山礼二を捜して欲しいのだと言う。依頼を受けた石堂は調査を開始するが、どうやらその男は「246番地」という所に居るらしい。しかし「246番地」は地図には存在しない場所であり、調査は意外な方向へと向かっていく。

 「(観客の方には)少し記憶に残るような、(石堂が)主人公なのにちょっとかっこ悪い、ださいけどかっこいい、みたいなものを感じて欲しかった」と、演出を担当した横山司さん(発達・4年)は話す。今回は花道を使った広がりのある舞台が、パネルやカーテンなどを用いて次々と変化していくのが特徴。演技だけでなく、出演者の歌と企画バンド「グリーンフラワー委員会(GFC)」の演奏も見どころとなっている。制作は10月中旬から始め、約1ヶ月半という短期間で仕上げられた作品となった。

 宝来静役を演じた新井佳奈さん(文・1年)は「(役が決まったとき)責任重大だと感じた。練習期間が短く、忙しかった。」と苦労した様子だった。その一方で、石堂鋼吉役を演じた伊勢翔吾さん(発達・2年)は「のびのびと演技ができた。時間が短い中で一気に作るのが楽しい」と短期間ならではの面白さも語った。
 伊勢さんと新井さんは「(千秋楽までに)劇をもっとより良いものにしていきたい」とそろって口にし、残りの公演に向けて気持ちを引きしめていた。

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