元プロ野球オリックス・バファローズの清原和博さんが11月25日、神戸大学医学部附属病院の子供センターを訪れた。清原さんは終始穏やかな表情で、入院中の子供たちを勇気づけた。【11月26日 神戸大NEWS NET=UNN】
引退試合で着用したユニフォーム姿で登場した清原さんに、子供たちだけでなく、その親や病院関係者も大興奮。病院内は歓声とシャッター音で騒然となった。
清原さんは昨年7月、神戸大病院で、長年苦しんできた膝の手術を受けた。その後辛いリハビリ生活に耐え見事に戦線に復帰。そのような経緯があったため、引退試合でフィールドに入る前、担当医の黒坂昌弘医師に「恩返しがしたい」と話していたという。今回の訪問は、神戸大病院への恩返しとして少しでも病んでいる子供や患者の力になりたい、という清原さんのたっての希望で実現した格好だ。
自身も二児の父親である清原さん。「少しでも元気にリハビリをしてくれれば」という思いで子供たち一人一人と言葉を交わし、サインや写真にも笑顔で対応。オリックスのファンで、憧れの清原さんと携帯電話で写真を撮影した中学3年の患者は「清原さんはやっぱりやさしく、元気づけられた。サインは自分の部屋の宝物にしたい」と話した。
今後については明言を避けたが、最後に「厳しい戦いをしている子供たちを見て、自分も頑張っていかないといけないと思う。野球というスポーツを通じて、勇気や元気を与えられる人間になりたい」と決意を話した。
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