近大に勝利し歴史的勝ち越し 関西学生アメフット

関西学生アメリカンフットボールリーグ、神戸大-近大が11月29日にエキスポフラッシュフィールドで行われた。前半、神戸大が見事な攻めで近大を圧倒し、4つのTDを奪う。終盤は近大ペースになりかけたがそのまま逃げ切り、35―7で勝利した。これで通算成績4勝3敗とし15年ぶりの勝ち越しを決めた。また、その後の試合で京大が関大に敗れたため神戸大のリーグ3位が決定した。【11月30日 神戸大NEWS NET=UNN】

 前半、神戸大オフェンス陣が暴れまくった。

 「今までで一番いい攻めだった」と振り返る攻撃の要QB大原(経済・4年)。最初のドライブで、WR大園(発達・3年)、WR桂(発達・4年)、TE東内(工・3年)など多彩にパスが回ると第1Q開始8分、最後は小椋(海事・3年)の2ヤードのランTDで先制。その後はパス、ランを組み合わせた攻めで、前半だけで4つのTDを奪った。ディフェンス陣も前半終了間際まで相手に連続攻撃権を与えなかった。

 後半は、「今年は周りからOLが弱いと言われていたが今日は良かった」と小椋が話すように、OLが相手DLを寄せつけなかった。「パスは投げやすかった」と大原。第3Q6分にはQB大原からTE東内への24ヤードTDパスがつながり相手を引き離した。その後はファンブルなどのミスでリズムを崩したが、35―7と勝利した。15年ぶりの勝ち越しと3位を引き寄せた。
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 これで最後の試合となった4年生。試合が終了すると涙を浮かべる選手もおり、4年間苦楽を共にした仲間や後輩と抱き合って勝利を喜んだ。QB大原は「結構やりきれた。嬉しいの一言」とすがすがしい顔だった。一方これまでチームを引っ張ってきた主将のDL春山(法・4年)は「これが最高の結果ではない。もっと上を目指してくれたら」と勝ち越しには満足せず、下級生に思いを託した。

   安井ヘッドコーチは今シーズンを振り返り「今まで3勝しかできなかった。チームが一つ上にいけた。これでどうしても見えなかったところに踏み出せた。これからですわ」と来年への期待を寄せた。

   WR大園は来年の目標を「4回生、最高学年として引っ張らないといけない。目標は優勝じゃないと意味がない。甲子園ボウルに出たい」と力強く話した。

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