神戸大美術部凌美会による新人展が、12月13日から18日まで三宮のTOR GALLERY2階で行われている。入部1年目の部員らによって描かれた17点の作品は、初々しさも残るが新人のものとは思わせない魅力で観客をひきつけた。【12月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
凌美会の新人展は、毎年その年に入部した部員によって制作されたものを展示する。今年も、新しく入部した部員の中から13人が絵画を出展した。特に大きなテーマが無く自由に描けるため、一人一人が自由に発想を膨らまして個性あふれる作品を描き、中には直接絵に触ることができる斬新な作品もある。展示会に訪れていた工学部3年の男子学生は、「後輩の作品を見に、また自分も油絵に興味があるので来た。入部して1年目なのにひとりひとりジャンルの違いがあるので、それを活かして互いに刺激し合っていけたら」と、後輩の活躍に期待をよせた。?
今回、新人展に作品を2点出展した斎藤ひろばさん(国文・1年)は、「私は2か月間かけて絵を描いたが、もっと時間をかけている人もいた。今年はお客さんの中に『去年より作品がいい』と言ってくれる方がおり、嬉しかった」と笑顔で話した。
作品を2点出展しながら新人展の委員を務めた来見田吏恵さん(理・1年)も、「六甲祭に出展した作品を後の批評会の意見に基づいて加筆修正したものもあれば、1か月程で完成させた新作もある」と、新人展にむけて各々の姿勢で取り組んできた様子を話した。
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