光の祭典ダンスショー 工・塚本研究室、ルミナリエでイベント

神戸大大学院工学研究科電気電子工学科の塚本研究所と、神戸ベンチャー研究会が主催する「イルミネこうべ」プロジェクト2008のパフォーマンスが12月13、14日に神戸ルミナリエイベントステージで行われた。コンピュータを駆使した最新技術によるパフォーマンスに訪れた観客らは歓声を上げた。【12月21日 神戸大NEWS NET=UNN】

 「イルミネこうべ」プロジェクトは、神戸からの新産業の発信をコンセプトとし、平成17年からスタート。ルミナリエでのイベント活動は今年で4回目となる。「研究者として、日々の研究成果を、神戸ならではのファッションやアートなどに活かして産業復興に貢献できないかと思った」と主催者の塚本昌彦教授はステージで挨拶した。?

 「イルミネーションファッションとして、電飾服を神戸から発信しよう」という企画から始まった同プロジェクト。塚本教授は、着ることが出来るコンピュータ技術「ウェアラブル」と、身の回りに無数の小型コンピュータが配置されるという「ユビキタス環境」を主に研究してきた。「これらの技術と光の祭典ルミナリエを関連させようとし、電飾服を思いついた」と話した。?

Photo イベントステージでは、塚本研究室の学生らによるダンスユニット「DENDENCREW」のブレイクダンスが披露された。ダンサーの足には、動きをセンサーが感知し、音が鳴る仕組みが取り付けられている。そのほか、分割した楽器による演奏や、人の動きを感知し音や映像が変化するパフォーマンス、懐中電灯の光に反応して光る電飾ツリーやバラバラに光っているものを近付けると同調して光りだすイルミネーショングッズの制作発表も行われた。最新技術を駆使し、音楽や映像、光などを自在に操るパフォーマンスに、観客は目を奪われた様子だった。?

 学生の研究成果の進歩に合わせ、毎年変化のあるパフォーマンスを見せる同プロジェクト。彼らはイベントだけでなく、オリジナル募金箱の製作も行っている。ルミナリエ募金への関心を高めようと、昨年から電飾やセンサーを取り入れた募金箱を製作。ダンスメンバーは電飾服を着て、会場に訪れた人に募金の呼びかけを行った。マスコミへのPR活動も行い、大きな反響も得た。ルミナリエへの協賛金が減るなか、彼らの作った募金箱に入る募金額は昨年より増えた。?

   塚本教授は「ルミナリエの存続が危ぶまれているが、ぜひ続いてほしい。続けて協力できたら」と締めくくった。

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