震災から14年 遺族が六甲台慰霊碑で献花・黙とう

厳しい寒さの中、六甲台慰霊碑で1月16日、遺族や大学関係者らが献花・黙とうに訪れた。震災から14年、それぞれの思いを回顧した。【1月17日 神戸大NEWS NET=UNN】

●競基弘さん(当時=神戸大大学院自然科学研究科博士前期課程1年)の父、和巳さん
 基弘さんがよく飲んでいた缶コーヒー(ジョージアブルーマウンテン)とともに献花。時の経過を実感した。ここ(神戸大)は基弘と思いを共有できる場所だし、思い入れがある。

●森渉さん(当時=法学部4年)の父、茂隆さん
 (息子の死を)納得していない。年月が経てば経つほどその思いは強くなっている。本人が1番残念だったと思う。(献花して)息子には元気でやっているから、安心してくれと伝えた。

●大谷尚子さん(加藤さんの叔母にあたる)
 大学が主催する震災行事に参加したのは合同慰霊祭ぶり。(加藤さんは)勤勉で、朗らかな子だった。私自身、その姿勢に学ぶことがあった。

●加藤律子さん(加藤さんの母)
 95年から14年が過ぎたが、震災当時のことは今でも昨日、今日のことのように感じる。息子は、(生きていれば)35歳であるけど、私にとってはまだ21歳。

●桜井英二さん(当時=法学部4年)の姉、都築和子さん
 14年は早く感じる。以前は会話をしてても、景色を見てるだけでも涙が出てきたが、今それがないのをかんがえると、立ち直ったのかなと思う。忘れてはいけない。今の学生には、生きたくても生きられなかった人がいることをわかってほしい。負傷者や生き残った人の中で、自殺してる人いるが、なぜ?と思い腹が立つ。その分を弟に分けてあげたい。慰霊祭には毎年来てる。弟には、今年もきたよ、見守ってね、と話した。来年、長女が弟と同い年になる。彼女は、弟の分も生きてほしい。

●頼政良太さん(理・2年)、震災救援隊
 今年で2回目の参加。神戸大で同い年でも亡くなられた方が居るので、震災を伝えていかなければならない。忘れてはならない。

●西山奈央子さん(経済・2年)災害復興企画局代表?
 三重県出身で、震災当時はは起きたらテレビで大変なことになっている、位にしか認識していなかった。今の大学生にはおぼえているかおぼえていないか位の認識しかないのでは。まず震災について知ってもらうことが重要。

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