第59回三十三間堂大的全国大会が1月18日、京都府東山区の三十三間堂で行われた。全国の新成人、一般参加者など約2000人が、歴史ある舞台で次々に弓を引いた。新成人は色鮮やかな振り袖、袴などの晴れ着に身を包み、日頃の腕前を競った。【1月21日 神戸大NEWS NET=UNN】?
この大会は、江戸時代に盛んに行われた三十三間堂の西側軒下(約120メートル)で矢を射る「通し矢」にちなんだものである。現在でも「通し矢」の名前が普及しているが、本来は遠的という競技で、60メートル先の的に矢を当てる、というもの。普段弓道部が練習しているのは、近的という28メートル先の的に矢を当てる競技。遠的の的は、近的の的より大きいものの、普段の倍以上の距離を飛ばさなくてはならない。?
参加者は初段以上の新成人と、称号をもつ一般参加者。全国から新成人約1800人を含む、約2000人が参加した。
神大から参加した新成人は6人。参加者の長谷川隆一さん(工・2年)は「よくテレビで見ていたりしたけど、実際引いてみると意外とあっけなかった」と笑った。6人の中で唯一の女性、米谷未来さん(国文・2年)は「的が遠すぎて当たる気がしなかったので、逆に緊張せず楽しめた。振り袖袴を着るのが楽しみで、憧れだった」と先週の成人式に続く振り袖姿に嬉しそうな表情で話した。
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