先輩へ一歩近づく初レース 第3回全日本学生競歩選手権

第3回日本学生20km競歩選手権大会が3月15日、石川県能美市周回コース(1周2キロ)で行われた。神戸大からは古峨能喜(人間発達環境学研究科・1年)と石飛雅基(発達・1年)が男子20キロの部に出場。古峨は1時間31分51秒で23位、初めて20キロのレースに出場した石飛は1時間35分49秒で30位だった。【3月17日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 時折強い日差しが差すものの、強い風が選手の体温を容赦なく奪うコンディション。だが、アジア選手権も兼ねる同大会は、序盤からハイスピードな展開となった。外国人選手や国内トップクラスの選手が先頭を引っ張る中で、神戸大の2選手は終始20位から30位の集団につける。
 中盤に差し掛かると先頭がペースアップ。集団は縦長になったが、古峨、石飛は終盤まで大きくペースを乱すことなくフィニッシュした。?

 「練習が出来ているわけではないが、ベスト(1時間31分13秒)に近いタイムが出て納得はしている。この大会を一つの区切りとしたい」と振り返った古峨。1月の日本選手権では途中棄権。練習不足もあり、調子が万全とは言えない中での記録に及第点を出した。
 一方、初めて20キロの部に出場した1年生の石飛は、「(20キロのレースが)初めてでこのタイムに満足している。楽しかった」と話した。練習では1時間38分台しか出せていなかったため、予想外の好結果に顔がほころんだ。トラックシーズンでは5000メートルで43分台(ベストは45分24秒)を出すことが今期の目標。昨年の古峨に続き、全日本インカレ出場を目指す。

●第3回日本学生20km競歩選手権大会兼第33回全日本競歩能美大会(3月15日、石川県能美市周回コース)
男子20キロ
古峨能喜 1時間31分56秒 23位(37位)
石飛雅基 1時間35分49秒 30位(48位)

注:()内は全日本競歩能美大会の順位

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