平成20年度ボランティア講座の実習が2月17日から行われている。実習は災害被災者や在日外国人への支援など4種類。3月14日に行われた、野宿している人への夜回り支援実習には4人の学生が参加した。神戸市の中央、灘、東灘区内を中心に活動し、食料の差し入れや世間話に花を咲かせた。【3月18日 神戸大NEWS NET=UNN】?
「こんばんわ」。実習受け入れ先の神戸YWCA夜回り準備会のスタッフとともに、学生らが野宿している人のもとを訪れた。その場で入れた温かいコーヒーとパンを手渡す。希望があればカイロや毛布も差し入れる。また、野宿している人への対応に関する神戸市との取り決めなどを書いたビラを渡すこともある。違法である強制退去が行われることのないよう喚起するためだ。何気ない世間話をする。趣味の話で盛り上がった。時には生活のことや仕事のことも話す。この日は自治体への住民登録が無いため、定額給付金の支給を受けられないという話も話題に上がった。?
神戸YWCA夜回り準備会は毎月第2、4週の土曜日に夜回りをしている。そのほか、夜回り活動のフォローとして、週に1度の病院訪問、生活保護の申請のサポートなどを行う昼まわり活動や月1度の夜中回りも行う。物や金銭による関係ではなく、人としてのつながり、コミュニケーションに重点を置いている。 初めて夜回りに参加した粉谷望さん(発達・1年)は「(今まで参加した他の実習に比べ)実際に話を聞けたことで一番学べたと思う。また参加してみたい」と話した。
<<お詫びと訂正>>見出しで「第3回ボランティア講座」とありますが、正しくは「平成20年度ボランティア講座」です。お詫びして訂正いたします。(平成21年4月17日午後11時、ニュースネット編集部)?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。