平成20年度ボランティア講座の意見交換会が3月16日、国際文化学部K402で行われた。4つの分野それぞれで実習の報告と意見の発表をし、コメンテーターによる講評を受けた。この意見交換会をもって今年度のボランティア講座は閉講した。【3月21日 神戸大NEWS NET=UNN】?
今回のボランティア講座のテーマは「生きづらさ」。このテーマに沿った4つの分野が「子供・若者の居場所」、「在日外国人」、「野宿者支援」、「被災地の復興と被災者の生活」で、それぞれの分野ごとに2月17日から実習が行われた。?
この日の意見交換会では、まず各分野に分かれて実習の振り返りと論点のまとめ作業、全体発表の準備を行った。どの分野でも、写真を見ながら個々で考えを出し合ううちに議論が白熱し、昼休憩の時間になっても話し合いが続いた。?
午後からは全体発表。各分野の代表が簡単な総括を話した後、他のメンバーが各々の体験談を披露した。他分野からの質問も次々と飛び出し、活発な討論が行われた。 「野宿者支援」分野は、「『野宿をしなくていいように』という方向性の支援が必要。全部をひっくるめた支援は難しい」と主張し、実際に野宿をしている人の話を紹介した。?
最後は修了証の授与が行われ、2月15日の講演会からこの日まで、すべてのプログラムに参加した24人が笑顔で賞状を受け取った。?
「被災地の復興と被災者の生活」分野の一員として意見を発表した宮川なつきさん(文・2年)は、「(ボランティア講座を通じて)人とのつながりが大切だと感じた。人と話すことで不安が和らぐし、問題解決に向けて話し合える。周りの人間が助け合える環境を土台として作っていかないと」と話した。
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