春季関西学生女子タッチフットボールトーナメント準決勝、神戸大－京都府大が4月18日、王子スタジアムで行われた。試合はQB佐野（発達・4回）からのパスが次々に決まり53―0の大差で快勝。優勝へあと一勝となった。【4月20日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】?

　圧巻の攻めだった。まずは試合開始早々、DB田中(２年・発達)がインターセプトに成功。奪った攻撃権をいかし、QB佐野からC田中へのロングパス、そして最後はG福田へのTDパスで先制。試合開始約4分、流れるような攻撃だった。

　後半に入っても勢いは衰えない。WR野村(３年・発達)へのの3本のTDパス。G西古(４年・発達)はインターセプトしたボールをそのままランTDするビッグプレー。合計6個のTDを奪う猛攻。

　守備でも、相手にはほとんどファーストダウンを与えず4個のインターセプトを決めた。神戸大の力をいかんなく発揮し53―0で勝利した。?

　しかし、この結果に今岡ヘッドーコーチは満足していない様子。「基本的なプレーでのミスがあった。これでは今後強いチームには到底及ばない」。確かに何度かフリーでパスを受けながら落とす場面が見られた。「場面場面でもっと集中しないと」。それでも選手には期待している。今年は経験豊富な選手が揃っている。「少数精鋭で良いチーム。また、今年でQB3年目となる佐野には日本を代表するようなQBになってもらいたい」。

　次戦は王子スタジアムで5月9日に決勝戦が行われる。勝利すれば、全国への切符が手に入る。基本を大切にし全国の舞台にたつことができるか。