メキシコを中心に世界的な広がりを見せる新型インフルエンザ (豚インフルエンザA/H1N1型) に対して神戸大は4月28日、横野浩一病院担当理事を本部長にした「新型インフルエンザ対策本部」を設置した。同日、神戸大は学生、教職員を対象にした注意喚起を公式ホームページ上に掲載。海外渡航や不要な外出の自粛などを求めた。【4月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
4月28日の時点で、WHO(世界保健機関)は新型インフルエンザの警告レベルをフェーズ4(ヒトからヒトへの感染が増加していることの証拠があるレベル)と発表。同日、神戸大は「新型インフルエンザ対策本部」(本部長=横野浩一病院担当理事)を設置。公式ホームページ上で海外渡航の自粛や感染の予防策を掲載し、学生、教職員へ通知した。各学部の教務係など、学内各所にも掲示し、注意喚起を行った。
○豚肉の取り扱いは継続・大学生協 大学生協神戸事業連合は28日の時点で、豚肉および豚肉加工品の取り扱いを継続すると発表。WHOおよび厚生労働省の「豚インフルエンザは生きた豚に触ることにより感染し、適切に処理された豚肉であれば、食べても感染しない」という見解を引用し、安全性を強調している。
○留学生、渡航した学生の安否確認は 神戸大広報室は30日、ニュースネット委員会の取材に対し、メキシコに留学している神戸大院生1人が新型インフルエンザに罹患していないことを確認したと発表。しかし、私費留学生や旅行等で渡航している学生については、現時点で不明とした。また、感染者が発生した地域からの留学生の受け入れは当面予定していないとコメントしている。?
○フェーズ5へ格上げ、高まる危険性 4月30日、神戸大はWHOが警告レベルをフェーズ5(かなりの数のヒトからヒトへの感染があることの証拠があるというレベル)に引き上げたことを受け、新たな注意喚起を公式ホームページ上に掲載した。海外渡航の自粛や感染の予防の徹底のほか、電話相談の窓口案内を追加。学生の、感染者が発生した国・地域へのやむを得ない渡航には、各学部・研究科の教務学生係への届出を必要とするなど、感染防止策を講じている。詳細は神戸大公式ホームページ(http://www.kobe-u.ac.jp/)で。
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