第86回関西学生陸上競技対抗選手権大会（関西インカレ）のトラックの部前半戦が5月8、9日に西京極総合公園陸上競技場で行われる。男子2部に所属する神戸大は来年に向け、3年ぶりの1部昇格を目指す。【5月8日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

　昨年の関西インカレ2部総合得点では3位。あと一歩のところで昇格を逃した。「今年（1部に）上がれなかったら、一生上がれないという覚悟でいく」と三木主将（発達・4年）。「1点、2点ではなく、大量得点での優勝」と目標を掲げた。?

　神戸大は昨年、4X100メートルリレーなど、3種目で優勝。しかし、今年は兵庫インカレやリレーカーニバルでリレーが欠場するなど、短距離陣の調整が出来ていない。1500メートルで2位に入った山西、三段跳で全日本インカレに出場している大野ら主力も、1か月前の兵庫インカレでは本来の力を出し切れなかった。?

　好材料は三木主将が4月に、100メートルで大学入学後のベストを更新したことや、1万メートル競歩の古峨も優勝を狙える位置にいる。慶大から編入してきた800メートルの西本など、新戦力にも期待がかかる。「（全日程が終わる）17日に笑っていられるかな」（三木主将）。総合得点で上位2大学が1部昇格となる。関西インカレを自身の区切りと考えている三木。この4日間に陸上生活のすべてをかける。