神戸市内の高校生が新型インフルエンザに感染したことを受け、5月16日に休講を決定した神戸大で、休講発表後初の平日を迎えた。教職員は通常通り出勤しているものの、学生の姿はほとんど見られず、キャンパスは静まり返っていた。【5月18日 神戸大NEWS NET=UNN】?
神戸大は16日午後に公式ホームページ上に休講情報を掲載。同日正午から22日までの全学休講ならびに課外活動の禁止、集団行動を伴う講演会や研究活動の自粛を呼びかけている。広報室によると、大学主催の講演会なども休講期間中に予定されていたものはすべて中止し、23日以降に計画されているものは、18日時点で中止、自粛の要請はしていないとしている。 大学機能に必要な業務、集団行動を伴わない研究活動に関しては禁止されていないため、キャンパス内に立ち入ることは可能となっている。
○食堂は自粛、購買部は営業
神戸大生協は全学休講を受けて、18日からの学生、教職員用の食堂の営業を自粛した。購買部のコンビニコーナーに関しては、18日は通常どおりに営業したものの、19日以降は全キャンパスで営業時間を短縮すると公式ホームページ(http://www.ukb.coop/kobe/index.html)上で発表した。医、国際文化学部、サポートセンターの店舗では、営業時間外でも問い合せに対応するとしている。 生協が運営する「キャンパスモバイル」では16日に休講情報を配信。登録している学生に向けて、メールマガジンが送信された。
○セブンイレブン各店は通常通り営業
コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパン(本社・東京都)が展開するセブンイレブン神戸大学工学部店と神戸大学鶴甲第1キャンパス店は、16日に休講が決定してからも通常どおり営業している。工学部店では、食堂が営業を自粛していることもあり、客数が増加。食品の売り切れが相次いだ。 感染防止のためのマスクは18日午前には完売。店頭には売り切れを知らせるビラが掲示された。「(訪れる客の)半分以上がマスクをしている」と工学部店の松蔭学店長。19日午前には店頭に並ぶ予定とした。
○図書館も開館、夜間は閉館
附属図書館は全館開館している。だが、午後5時以降は閉館。休講期間中に返却期限を迎える図書については、23日以降に期限を延長する予定。?
○新入生向けTOEICも中止に
資格試験にも影響が出た。神戸大生協は18日、23日に予定されていた新入生向けの平成21年度第1回TOEIC-IPテストを1週間後の30日に延期すると発表した。?
広報室は18日現在、休講期間の延長は予定していないものの、感染の拡大や毒性が強くなった場合は協議した上で今後の対応を決める、としている。
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