神戸大は5月23日、横浜スタジアムで行われた第18回シュガーボウルTOUCHDOWN杯争奪タッチフットボール日本選手権に出場した。春の関西学生選手権の決勝と同じ顔合わせとなったシュガーボウル決勝戦。神戸大―武庫川女大。試合は3つのインターセプトリターンTDを決められた神戸大が40―52で敗北。10年ぶりのシュガーボウルの王座に輝くことはなかった。【5月29日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大は1回戦の郡山女大戦(東北代表)を47―0と圧勝、準決勝の社会人チーム、ヘイルメイリー戦(関西社会人2位)は20―14と接戦を制し、決勝の舞台まで登りつめた。日本一まであと1勝。
試合は前半、インターセプトリターンTDランなどで6―20とリードを奪われる。
逆転の期待がかかる後半。第3Q開始わずか30秒、QB佐野(発達・4年)からG西古(発達・4年)へのTDパスが決まり20―26と点差を縮め、反撃ムードの神戸大。
しかし、第3Q残り2分、武庫女大に約35ヤードTDパスを決められ再び引き離される。その直後の神戸大の攻撃、QB佐野からのパスをインターセプトされる。WR梅原(発達・4年)やQB佐野が必死に止めようとするがそのまま約30ヤードTDランを決められる。
再び神戸大の攻撃。QB佐野はWR野村(発達・2年)へのパスを狙うが、またしてもインターセプトを奪われ、そのまま約50ヤードTDラン。「嫌な守り方された。安全に行き過ぎ、パスが浮いてしまった」とQB佐野。わずか2分の間に3つのTDを奪われた。
第4Q、連続して2つのTDパスを決め、追い上げをみせる。最後まで追いすがる神戸大。残り時間わずか、QB佐野からTDパスを狙うロングパスが放たれるが失敗。無情にも試合終了の告げる笛が鳴り響き、神戸大は40―52で敗れた。10年ぶりの日本一へ、あと一歩届かなかった。
試合後、主将のWR野村は「自滅が多かったので悔しい。4回生にとって最後(シュガーボウル)だったので勝てなかったのが心残り」と話した。キャッチミスやインターセプトと自滅の場面が多くみられた試合。顕著だったのが第3Q残りの2分間.。DB田中(発達・2年)は「流れが悪くなった時に、ずるずるといってしまった。あそこでふんばれていたら」と第3Qの攻防を悔やんだ。
大会を振り返りWR野村は「あっという間の1日。今日の負けをいかし、秋には日本一を」と新たな決意を胸に熱戦が繰り広げられたフィールドをあとにした。(記者=松本尚也)
●第18回シュガーボウルTOUCHDOWN杯争奪タッチフットボール日本選手権(5月23日、横浜スタジアム)
神戸大 0 6 14 20 =40
武庫女大 7 13 25 7 =52
●レディースベストメンバー
G西古 千里(発達・4年)
WR野村 佳代(発達・3年)
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