「神戸大学フットボール・デー」の女子タッチフットボール、神戸大-武庫川女大が5月31日、王子スタジアムで行われた。第4Qに32-31と逆転した神戸大だったが、残り5秒で再逆転を許し、32-38で敗れた。【6月1日 神戸大NEWS NET=UNN】?
試合後の選手らに笑顔はなかった。終了間際での逆転負けに、主将のWR野村(発達・3年)は「気持ちがゆるんでしまった」と肩を落とす。?
シュガーボウルで敗れた悔しさを晴らそうと臨んだこの試合。しかし、序盤からパスをインターセプトやカットされ、なかなか主導権を握ることができない。立て続けにTDを決められ、常にリードを奪われる苦しい展開に。?
それでも第4Q残り20秒。QB佐野(発達・4年)からWR福田(農・3年)へ、約27ヤードのTDロングパスが決まり、ついに神戸大がこの試合初めての逆転に成功する。ピッチ場だけでなく、神戸大側のスタンドからも歓喜の声が上がる。?
しかしここで試合は終わらなかった。ゴール前約35ヤード地点からの武庫川女大の攻撃。残り時間は10秒。武庫川女大のQBからWRへパスが渡る。すがりつく神戸大ディフェンス陣。ランで1人、2人とかわされ、TD。このとき、残りは5秒だった。結局、TFPも決められ、38-31でタイムアップ。?
これでシュガーボウルに続き、武庫川女大に2連敗。ライバルとの差について、今岡ヘッドコーチは「(最後の場面は)自信を持っているチームと持ってないチームとの差。日本一になるための精神力になっていない」と分析する。秋のリーグ戦まではまだ時間がある。この2戦で感じた差をどこまで埋められるかが今後の課題だ。
「神戸大学フットボール・デー」女子タッチフットボール(5月31日・王子スタジアム)
神 戸 大 7 13 0 12 =32
武庫川女大 18 6 7 7 =38
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