第6回深江祭が7月11、12日に深江キャンパスで開催される。1か月後に迫った海事科学部の祭典に先立ち、実行委員長の金子直広さん(海事・3年)に話を聞いた。【6月20日 神戸大NEWS NET=UNN】
今年のテーマは「海路」。陸の道とは違い、海には明確に定められた道はない。これからたどる道は自分で選ぶ。「『海事』が進む道は自由だという思いでつけた」という。テーマに従い、去年まではなかった試みに挑戦した。
その1つがステージと模擬店の場所。これまではキャンパスの正門からグラウンドに続く道に並べていたが、「どうせなら広い所で」ということでグラウンドに変更。ステージも、グラウンドに面したテラスに置くはずだった。?
ところが、大きな問題が発生した。新型インフルエンザの影響で、予定されていた5月23、24日の開催が延期に。やむなく7月11、12日に変更したが、大学の都合でグラウンドでの開催を取りやめざるを得なくなった。金子さんは「残念だった」と話しながらも「2、3年の大きな変化、ゆるやかな変化でいいかなと。今年できなくても来年以降また頑張ってほしい」とあくまで前向きだ。?
実際に今までと変わった部分もある。女性の視点を取り入れられたことだ。金子さんの代から実行委員に女性が加わり始め、今では7人。「女性目線から深江祭を考えてくれた」と金子さん。当日使用できるトイレの数を増やしたり、乗船体験で女性客にサンダルやミュールを履き替えてもらうとき、靴下を履けるようにしたりしたのは彼女らの意見があったから。「僕らが気づかない、細かいところを言ってくれる」(金子さん)。女性にも快適な祭りとなるような工夫がなされている。?
もちろん、例年通りのイベントも行われる。深江祭最大の目玉である大型船「深江丸」の乗船体験を始め、今年は「トータルテンボス」、「ハム」、「天津」が出演する芸人ライブ、船の操縦を疑似体験できる操船シュミレーターなど、見どころはたっぷり。?
深江祭の魅力は、「船を身近に感じることができること」だと話す金子さん。「普段見れない船の裏側まで知ることができるので、貴重な2日間になると思う。ぜひ来てほしい」。?
第6回深江祭は7月11、12日の2日間にわたり深江キャンパスで開催される。1日目は午後のみ、2日目は終日の予定。詳細は深江祭HP(http://home.kobe-u.com/fukaesai/)で。
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