親しめて楽しい「新しい合唱」を エルデ、ジョイントコンサートに出演

神戸大学混声合唱団エルデ他4大学による「Joint Concert~Joyful Join~」が、7月20日池田市民文化会館アゼリアホールで行われた。エルデは単独ステージとミュージカル曲を取り上げた4団合同ステージに出演し、「親しみやすく」「新しい」「楽しい」合唱を訪れた観客に披露した。【7月21日 神戸大NEWS NET=UNN】

 単独ステージの前に各大学の校歌を歌いあう「エール交歓」で、エルデは神戸大の校歌「商神」を朗々と歌い上げ、演奏会の始まりを飾った。
 単独ステージでは工藤直子作詞、木下牧子作曲の混声合唱曲集「光と風をつれて」を披露。「人が短い一生の中で感じるだろう一場面」を切り取った4つの曲を、時に力強く、時に繊細に表現し、演奏後には大きな拍手が送られた。「今日は指揮を振った以上に声が返ってきた」とエルデ指揮者の釜田啓樹さん(発達・3年)は振り返る。「今までの練習ではこれでもかって振っても答えてくれなかったのに…(今日の演奏は)とても良かった」と、苦笑いしながらも演奏に満足した様子で話した。?

 エルデの他に神戸親和女子大学コーラス部、大阪市立大学グリークラブ、同大学合唱団フリーデを加えた4団合同ステージでは「ミュージカルの花束をあなたに♪」と題し、「ライオンキング」など有名なミュージカル曲の合唱アレンジを演奏した。約140人もの団員を客演指揮で招かれた大阪府合唱連盟理事長、清原浩斗氏がまとめあげ、伴奏にはピアノ、エレクトーン、打楽器を使用。多彩な楽器で臨場感を作りだした。
 さらに、それぞれのミュージカルに合わせた踊りを披露したり、登場人物に扮(ふん)して演技したりと様々な工夫がなされた。特に「アラジン」に登場するジーニーのコミカルな演技や、「オペラ座の怪人」の緊迫した演技は会場を沸き立たせた。?
 アンコールでは団員全員が猫耳を付けて「キャッツ」より「スキンブルシャンクス」を演奏、盛大な拍手が送られた。幕が降りても鳴りやまない拍手に、再度オペラ座の怪人より「All I Ask of You」を演奏する、といった場面も。演奏会は大盛況のうちに閉幕した。?

 約1年半かけて準備されたジョイントコンサート。「親しみやすい」「新しい」「楽しい」の3つをテーマに作り上げたという演奏会について、エルデ部長の和久昌弘さん(法・3年)は「お客さんの反応を見る限り、できたと思う。演奏は100点満点です」と笑顔で話した。豚インフルエンザの影響で一週間練習ができず、合同ステージの練習も1回無くなってしまったが、「今まで3年間やってきて一番だった。本当に楽しかった」と目を輝かせた。 ?

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