最高裁、早川被告の上告を棄却 オウム真理教事件

平成元年に起きた坂本弁護士一家殺害事件などの実行犯とされる、元オウム真理教幹部の早川紀代秀被告(60)に対して7月17日、最高裁第2小法廷は上告を棄却する判決を言い渡した。一、二審で死刑判決が出ていた早川被告の死刑が確定する。【7月22日 神戸大NEWS NET=UNN】

 早川被告は神戸大農学部出身。卒業後、大阪府立大学大学院に進み、緑地計画工学を専攻した。1975年、大手建設会社に就職し、80年に退社、独立。88年ごろ、教団の前身「オウム神仙の会」に入会したとされている。教団創設当時から、同会の元教祖麻原彰晃こと松本智津夫被告(54)の側近として、教団の総務部長や建設相を歴任。松本被告の「懐刀」、「分身」とも呼ばれていた。
 今回の判決により、オウム真理教に関連する一連の事件で死刑が確定したのは6人目となる。

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