関西学生アメフットリーグ神戸大-関大が9月12日、エキスポフラッシュフィールドで行われた。第3Qに先制のFGを許した神戸大は、試合終了間際に立て続けに失点。0-12で昨年4月以来の完封負けを喫した。【9月12日 神戸大NEWS NET=UNN】?
昨年の開幕戦で逆転勝ちし、15年ぶりのリーグ戦勝ち越しへの流れに乗った関大戦。だが、今年は神戸大の現状を象徴する試合となった。?
肌寒い秋雨の中、両チーム無得点で迎えた第3Q残り6分。関大の小原が44ヤードのFGを決めると、攻撃の流れは関大に傾いた。関大は試合を通したパス成功率こそ3割程度だったが、WR藤森、QB原口を中心とラン攻撃に神戸大守備陣が翻弄された。エース藤森の独走TDこそは許さなかったものの、第4Q、ついに力尽きた。前半でほとんど成功を許さなかったパスで、35ヤードを奪われると、残り2分を切ってから、原口のランで初のTDを奪われた。?
パスは関大の倍の数を決めながら、獲得ヤード数は半分。ラン攻撃では100ヤード近く圧倒された。「今までやってきたことを出しきれなかったのが悔しい」とWR大園(発達・4年)。攻撃を仕掛けてもボールが前に進まないことがもどかしい。TDを決められた直後の攻撃ではインターセプトを決められ、ダメ押しのFGにつながった。「ディフェンスが頑張ってくれたのに申し訳ない」。攻撃の要として、攻めきれない今年の攻撃陣にふがいなさを感じていた。
安井ヘッドコーチは「やることはやったが、わずかな差で結果が出なかった。悔しいよね」。前節で京大を相手に50点以上を奪った関大を抑えた守備を評価しながらも、完封負けに悔しさをにじませた。
「2週間後、とにかく勝つしかない」(安井ヘッドコーチ)。過去3年間全勝し、相性のいい同志社戦で今季初勝利を狙いたいところだ。
●関西学生アメフットリーグ第2節(9月12日・エキスポフラッシュフィールド)
関大 0 0 3 9=12
神戸大 0 0 0 0=0
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