「きっかけ」与えたい KBCC’09代表松尾諒介さん

9月13日から始まる関西ビジネスケースコンペティション(以下KBCC’09)。4回目を迎える今年は松尾諒介さん(経営・2年)が代表を務める。【9月13日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 KBCCは毎年、モデルとなる企業を決め、実際のビジネスケースに対する提案を行うビジネスコンテスト。今年はアサヒ飲料を舞台に1ヶ月半の間、約60人の学生によって熱戦が繰り広げられる。

 「ビジネスに触れるきっかけを与えたい」と話すのは、今年の代表を務める松尾さん。ビジネスプランを競うだけではなく、あくまでもきっかけ作りが狙いだ。

 大阪府出身の松尾さん。経営を学ぶなら神戸大が日本一、と門戸を叩いた。物怖じしない性格で様々な企画に関わってきた。
 KBCCには昨年から参加し、ケース作成を担当した。きっかけはビジネスへの興味よりも1人の先輩の存在。「この人と一緒に活動したい」と松尾さんをひきつけた。
 今年度の代表には自ら立候補した。「自分の個性を最も生かせる」として迷うことなく手を上げた。  代表となってからも、企画の立ち上げや営業に関わる。営業に行った企業の担当者から「学生だから」と気を使われ、悔しい思いもした。思うように企画が進まず、眠れなくなることもあった。だが、「覚悟の範囲内」と一笑。夜中まで起きて活動を手伝ってくれるメンバーの心意気にも支えられ、4回目の開幕にこぎつけた。

 今年は例年以上に質を追求する姿勢だ。舞台はあくまでも神戸大。勉強会も報告会もほとんど神戸大のキャンパスで行う。派手さはないが、今ある資源を最大限に生かし、内容で勝負する。
 また、今回初めて合宿を取り入れるなど、競うことよりも理解すること、そしてチーム作りに重点を置いている。一人ひとりがビジネスを深く理解した上で発表を行えるよう、勉強会は合宿を含めて計3回設けた。チーム単位ではなく、個人単位で参加し、初対面の学生とチームを組んで戦っていくKBCC。「まったく知らない学生とやることで新たに『気づき』があれば」(松尾さん)。初心者にも詳しい人にも「きっかけ」を与えることに腐心している。
 KBCCの「継続と発展」を願って。全国への拡大よりもまずは「関西の学生に知ってもらいたい」と松尾さん。参加者、観覧者問わず「KBCCを選んだ人に最高の価値を与えたい」と意気込む。?

 KBCC’09は9月13日から第1回勉強会が始まり、合宿や企業見学、中間発表会を経た上で10月25日に決勝を六甲台キャンパスで行う予定。

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