近畿学生野球リーグ第3節1回戦、神戸大－阪南大が9月16日、舞洲ベースボールスタジアムで行われた。神戸大は先制点をあげるなど打線に復調の兆しが見られたが、投手陣が踏ん張れず2－4で敗れた。【9月16日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】?

敗戦にも、チームの雰囲気は明るかった。「打線がよくなってきている」。中村監督は、7安打を放ち久々の適時打も飛び出した打線を評価した。?

　特に、金川（発達・4年）の復活は頼もしい。5回の第2打席に右越安打を放つと、吹っ切れた。「打席の中で、今ままであかんかったところがわかった」という6回の第3打席。1死二塁のチャンスで、インコースの直球をフルスイング。これまでは上半身に力が入り、つまった打球になることが多かったが、この打席は「下半身主導でいけた」。左翼フェンス直撃の一打を放ち、三塁ベース上で笑顔を見せた。結局、この日は3安打。「これから調子上げていける」。主砲としての自信を取り戻した。

　もちろん、4連敗という現実は楽観視できない。打線が好調だった代わりに、自慢の投手陣が先制の直後に集中打を浴びて4失点。「（先制して）気が緩んだのかも知れない」と先発の白木原（発達・1年）は悔しげに話す。それでも、「（チームは）上向いてきてる」と金川が話すように、収穫のある試合ができたことでチームの士気は上がっている。「去年も阪南には、最初負けて2、3回戦を（神戸大が）取ったからね」（中村監督）。良いイメージをもったまま、明日の2回戦にのぞむ。

●近畿学生野球リーグ第3節1回戦（9月16日・舞洲ベースボールスタジアム）

神戸大 000 002 000 ＝2
阪南大 000 003 01X ＝4

【神戸大】●白木原、福井、伊勢本－石浜
【阪南大】萬谷、○近藤－三宅