2009びわ湖大学駅伝(兼第71回関西学生対抗駅伝競争大会)の予選会が9月30日、皇子山陸上競技場で行われる。昨季、2年ぶりにシード権を逃し、一からのスタートとなった神戸大長距離陣。辛い合宿を乗り越え、実りの秋へと駆ける。【9月30日 神戸大NEWS NET=UNN】?
赤地に白い「神戸大学」の文字。神戸大が駅伝で使うたすきだ。仲間の汗が、思いが、走った距離を経るごとに染み込んでいく。
神戸大は昨年、繰上げスタートとなった。最後までつながらなかったたすき。シード権争いにも絡めずに関西15位に終わった。まさに屈辱の年となった。?
2年ぶりの予選会。昨年からシード校の数が従来の13校から10校に減り、近大などの強豪校も予選会から参加。また、2年前まで5000メートルで行われていた予選会が昨年から1万メートルに伸びた。勢いだけではなく、チーム全体の実力が試されるし烈なレースに、神戸大は駅伝主将の三輪樹生(発達・3年)を中心に挑む。
軸は3000メートル障害で神戸大記録を持つ天野達郎(発達・M1)、5000メートル14分台のスピードが武器の山西大貴(工・3年)。主将の三輪やベテランの境芳樹(工・M1)も粘り強い走りでチームをけん引する。
4人の1年生にも期待がかかる。5000メートルで高校時代に15分台前半の記録を出している選手が3人。大学入学後は4人ともベストが出ていないが、夏以降尻上がりに調子を上げてきている。今季、1年生の中で最も速い記録を出している黒島康平(医)は「5、6月に比べて(高校時代の状態に)だいぶ戻ってきている。チームに貢献したい」と自信をのぞかせた。
8月に長野県の菅平で行われた合宿では、平均で100キロ以上の走り込みを行った。初参加の1年生が上級生を圧倒することもしばしば。新戦力の台頭で予選突破に光明が差した。9月には本戦で走るコースの試走を行った。あくまでも、照準は本戦に当てている。
だが、まずは予選突破がシード権獲得への第1歩となる。三輪は「全員が持てる力を出せば、予選突破は確実」と意気込む。
予選会は各校8人から10人が1万メートルを走り、上位8人の記録の合計で上位5校が11月21日の本戦への出場権を得る。
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