近畿学生野球秋季リーグ第4節3回戦、神戸大-大教大が10月16日、南港中央野球場で行われた。神戸大は先発の伊勢本(工・4年)が好投するも打線の援護を得られず、1-1の延長13回、暴投でサヨナラ負けを喫した。これで大教大との対戦成績は1勝1敗1分け。4回戦は10月22日に豊中ローズ球場で行われる。なお、22日に予定されていた大市大との第1節4回戦は23日に住之江公園野球場で行われる。【10月17日 神戸大NEWS NET=UNN】?
ベンチ総出で喜ぶ大教大の選手らの横、エースはがっくりと肩を落とした。無死3塁で、この日無安打の打者に対して投じた一球。「3塁ランナーが走るのが見えた」。スクイズを警戒し小バウンドさせたボールは、捕手の石浜(発達・3年)のグローブを弾いた。13回を一人で投げ抜いたが、最後は自らのミスで力尽きた。?
大学生活で一番の出来だった。積極的に振ってくる大教大打線を相手に緩急をつけた投球で攻め、10奪三振。不調時に崩れ出す原因となる四球もこの日はゼロ。完璧な内容で8回まで無失点に抑えた。?
それだけに悔やまれるのが9回だ。一死から上位打線に3連打を浴び、8回に味方が奪った虎の子の1点を守り切れなかった。「気の緩みがあったんかな。あそこで勝ち切れんかったんが甘さやと思う」。試合後、反省の言葉を次々と口にした。?
「打つ方がね。一発が出ない」。指揮官は11安打を放ちながら1点しか伊勢本を援護できなかった打線を責めた。リーグ序盤の不調はファーストストライクを見逃すなど思い切りの悪さが原因だったが、今は違う。「打っていきかたを考えないと」と副将の金川(発達・4年)。残り2試合の結果次第で順位は大きく変わる。鍵を握るのは打線の出来だ。
●近畿学生野球秋季リーグ第4節3回戦(10月16日・南港中央野球場)
神戸大 000 000 010 000 0 =1
大教大 000 000 001 000 1x=2
【神戸大】●伊勢本-石浜
【大教大】壹岐、森、○岡本-斎竹
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