The girl next doorとは、「隣に住んでいるような身近で親しみやすい女の子」という意味。今回取材した4つのバンドは神戸大という身近な場所で育った。あなたの隣のバンド=バンドNEXT DOORのドアをたたいてみよう。第2回は個性の光る3ピースバンド「ハナクチナシ」。【10月18日 神戸大NEWS NET=UNN】?
「ハナクチナシ」は、神戸大の2年生3人で構成されるロックバンドだ。彼らの音楽は決してキャッチーではないけれど、独特の雰囲気を作り上げている。それは頭に響くシンプルな連続するメロディ。月3、4本のペースでライブを行いながら神戸・大阪を中心とし、活動中だ。?
以前から仲の良かった3人は、一緒に聴いていた曲に衝撃を受け、バンドを結成。それが2008年の4月ごろだという。それぞれ楽器経験があるものの、現在ベースを担当している大前良平さん(国文・2年)は大学に入ってからベースを始めた。バンドスタイルは日々変わっていくそうで、過去にはリコーダーを2つ取り入れていたというから新鮮だ。「リコーダーは2人いてもしゃあないからベースをやりはじめました」と大前さん。彼らと話していても、暑苦しさは決して感じられない。活動の中心となるライブ活動も、「誘いもくるけど、出たいと思えるライブハウスに自分たちから出るようにしている」とマイペース。?
負担が大きいのは、活動にかかる費用だという。苦労もありながら彼らが音楽を続けている理由は何なのだろう。「バンドやっていない自分は想像できない」とドラムの北畑壮陽(工・2年)さん。彼らにとって音楽は日常の一部で、続けようと意識するものではない。熱く語る時期を過ぎてしまったようだ。?
「情欲のミラーボール」とは、ベースボーカルの大前さん(国文・2年)にとっての「音楽」だ。「(音楽は)人の欲すべてを費やして、ひとつにまとまらずにミラーボールみたいに乱反射しているんです」。彼らの音に触れたい人は10月30日梅田HARDRAINで行われるライブへ足を運んでみてほしい。
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