近畿学生野球秋季リーグ第4節4回戦、神戸大-大教大が10月22日、豊中ローズ球場で行われ、神戸大は2-7で敗れた。2-2で迎えた8回、伊勢本(工・4年)が連打を浴びて3失点。打線も点差を縮めることができず完敗を喫した。これで大教大との対戦成績は1勝2敗1分けとなり、勝ち点を奪われた。【10月22日 神戸大NEWS NET=UNN】?
今季を象徴するかのような敗戦だった。ここ一番で得点を奪えないままずるずると回を重ね、最後は投手陣が力尽きる。「最後まで打線が機能せず、点が取れなかった」。こう話す真田主将(国文・4年)の目には涙。神戸大ナインが思い知らされたのは、春季王者との歴然とした実力差だった。?
8回に崩れた伊勢本を責めることはできない。前の試合で完璧ともいえるピッチングを披露したエースは、この日は極端に打席の内角寄りに立つ大教大の作戦に苦しめられた。得意のスライダーでカウントを稼げず、思い切った投球ができない。「相手によく研究されていた」(伊勢本)。5回までで6四球、投球数は102。味方打線が追加点を奪えない状況で、すでに疲労はピークに達していた。先頭の岡崎に四球で出塁を許し犠打で塁を進められると、下位打線に3連打を浴びて勝負を決められた。?
「何が悪かったのか、(試合を)振り返ってもまだ答えが出ない」と真田は言葉を詰まらせた。しかし、「答え」を出すために残された時間は少ない。最終戦の相手は、実力が拮抗(きっこう)する大市大。「内容が悪くても、とにかく『勝ち』にこだわる」と伊勢本は前を向く。ライバルとの戦いを制し、笑顔で最後を飾りたいところだ。(記者=浅井淳平)?
●近畿学生野球秋季リーグ第4節4回戦(10月22日・豊中ローズ球場)
大教大 001 010 032 =7
神戸大 002 000 000 =2
【大教大】岡本、○神山、山本-斎竹
【神戸大】●伊勢本、福井-石浜
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