僕らの手で町を元気に まちむら交流チャレンジ

手作りのもので町に活気を。工学研究科と農学研究科の学生らが昨年立ち上げた「まちむら交流チャレンジ」が活動の幅を広げている。好評を博した「チョフロール」に続き、最近は竹で作るエコブースに取り組んでいる。10月17日に六甲道南公園で開催された「まち×むら縁日」では、屋台として使用された。【10月24日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 きっかけは、水道橋商店街で毎月第3土曜日に開かれる「ファーマーズマーケット」に「にぎやかし」として参加したことだった。「どうせ参加するんなら新しい水道橋の名物を提案できたら」。農村で作られるものを都市と掛け合わせた形で販売しようと、丹波篠山の米やゆずを使った料理を開発した。今年5月には、米やあんをパンで巻いた「チョフロール」を小学校の祭りで出品。1個50円という手ごろな値段もあり、目玉商品となった。?

Photo 最近になって食べ物からエコブースへと活動の中心を移したのは、もっと地域を盛り上げたいとの思いがあったから。「農村で切ってきた竹で何か作れば目を引くんじゃないか、と」と代表の浅井健太さん(工・M1)。材料の竹には、現地に赴き自分たちの手で切ってきた篠山産のものを使用。竹の性質と格闘しながらも試行錯誤を重ねて完成させたブースは、見た目はシンプルだが、2人で建てられるうえ用途に応じて3パターンに変形するなど機能性は抜群だ。出来上がった翌日には、さっそく「まち×むら縁日」でお披露目。9つのブースが使用され、中では農村で作られた野菜が売られた。「ブースに人が集まってくれているのを見るとうれしい。とりあえず『にぎやかし』は成功したかな」と浅井さんは満足げ。?

 これでエコブースは完成かと思いきや、そうでもないよう。「これは基礎でしかない。次はかやぶきのを作ってみたい」と話すのは、メンバーの斎藤信吾さん(工・M2)。もともと物作りが好きな学生ばかりであるため、アイデアは豊富だ。他学科の学生をメンバーに加える考えも持っているという。浅井さんは今後について「これからも物をつくることを楽しんで、充実感が続けばいいと思う」と話した。

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