優勝、「Go-Chiそうさま」 KBCC’09決勝

関西ビジネスケースコンペティション(以下KBCC)の決勝が10月25日、六甲台キャンパスで行われた。決勝に進出した5チームの学生らは、審査員や約250人の観覧者の前で1か月半に及ぶ勉強の成果をプレゼンテーションに載せて披露。果肉入りサイダーの開発や入浴剤を商品の販売促進に用いることを提案したチーム「Go-Chi」が優勝した。【10月26日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 KBCCはモデルとなる企業を決め、実際の事例に対して提案を行う形式で、今年はアサヒ飲料株式会社が舞台。同社の主力商品「三ツ矢サイダー」の販売促進がテーマとなった。12チーム56人の学生らは、9月13日の第1回勉強会を皮切りに、計3回の勉強会と同社への企業見学、中間発表を経た後、本戦に挑んだ。本戦では、18日の1次予選で12チームから8チームへ絞られ、25日午前中に行われた2次予選で勝ち抜いた4チームと敗者復活戦を勝ち抜いた1チームが決勝に進んだ。  決勝に進出した5つのチームは、様々なプランを提示。大学生や20代の社会人に焦点を当てた戦略や、新商品の開発など多様なアイデアが発表された。順番に持ち時間15分のプレゼンテーションを行った後、審査員からの質疑応答に答えた。?

 優勝は関学、阪大生によって構成されたチーム「Go-Chi(ごち)」。国産の農産物を使った果肉入りサイダーの開発や、販売促進のために入浴剤をセットにするプランを提案し、高評価を得た。炭酸飲料を飲むことで得られる爽快感やストレスを吐き出すシーンを強調し、絵やアクションを交えながら訴えかけた。リーダーの西林真司さん(阪大・2年)は「いろいろ苦労もあったが、とてもうれしく思っている」と話した。メンバーの中で阪大生は西林さんただ1人。残りの4人は関学に通っているため、打ち合せは西宮で行われることが多かった。ほぼ毎日、西宮に通ったという西林さん。「時間もお金もたくさん使った」と苦労を振り返った。
 チーム名の由来は「ごちそうさま」。人に言われてうれしい言葉として採用した。表彰式の場では「優勝、ごち(Go-Chi)そうさまです」と喜びをかみしめた。

 KBCC’09の全プログラムを終え、代表の松尾諒介さん(経営・2年)は「ほんとうに多くの人に支えられた。KBCC’09に関わってくださった皆様、ありがとうございました」と涙ながらに締めくくった。

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