【特集】アカペラバンド「さとし」 声だけで奏でる音楽

The girl next doorとは、「隣に住んでいるような身近で親しみやすい女の子」という意味。今回取材した4つのバンドは神戸大という身近な場所で育った。あなたの隣のバンド=バンドNEXT DOORのドアをたたいてみよう。最終回はアカペラバンド「さとし」。【11月3日 神戸大NEWS NET=UNN】?


 ギターやベース、ドラムの音だけが音楽を作り上げているわけではない。どんな音楽も人間の声が根本にあったはず。ギターのコードが分からなくても明日からすぐバンドを組みたい。そんな願いをかなえてくれるのがアカペラバンドだ。
 神戸大アカペラサークル「GhannaGhanna」所属のバンド「さとし」。男女4人のメンバーで2007年に結成。ジャズや賛美歌を奏でる彼らにはどこか落ち着いたムードが漂う。さとしは9月19日に開催されたアカペラジャンボリー「KAJa!2009」にも出場するなど精力的に活動中だ。今回、「KAJa!」出演後のメンバーに話を聞いた。
 アカペラでは人間の声が唯一の「楽器」。もちろん「迫力を出すのが難しい」と声の限界も感じるそう。それでも、アカペラを続けるのは表現力が楽器に勝るからだという。「楽器を使うよりダイレクトに気持ちを表現できる」とメンバーの黒田論史さん(海事・5年)。楽器だけが音楽を作り上げる要素ではないことを気づかせる答えだ。?
ライブ前には練習を週3回ほど重ねる。彼らが2、3時間の練習で得るものは歌唱力だけではない。「うまくいったときはメンバー同士の心がつながったみたいな感じがする」とメンバーらは口にした。練習のたびに、絆が深まるのを確認しているようだ。?
 アカペラを始めたきっかけは「高校のときにハモネプを見て」、「カラオケが好きだった」、「合唱をやっていた」とさまざま。そんな彼らを集めたのは歌が好きだという気持ち。「卒業して解散してもまた集まったときには歌いたい」。再会したときにやりたいことが「歌」とは彼ららしい答えだ。音楽で繋がれた絆の深さを、「さとし」は教えてくれた。

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