【続報】「対応は未定」と大学側 神戸大で相次ぐ不祥事

神戸大で学生による不祥事が相次いでいる。10月下旬には男子学生(4年)がソーシャルネットワーキングサービス「mixi(ミクシィ)」上に、野宿者を襲撃しているかのような映像を公開し物議を醸した。11月4日には服部圭佑容疑者(4年)が県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで明石署に現行犯逮捕された。これらの不祥事についてニュースネットは9日、追跡取材を行った。【11月9日 神戸大NEWS NET=UNN】

○自作自演?、野宿者襲撃映像を「mixi」で公開

新聞、雑誌、TV、ネットメディアで多く取り上げられた「自作自演の映像」騒動。非難や疑問が集中しているのが、「本当に自作自演なのか」という点と「大学側と、就職内定先の対応は適切か」という点だ。

自作自演の真偽については、まだ確証を得られていないというのが実情だ。「自作自演かどうかは、現在調査中」(同大広報室)、「調査の結果、自作自演だったと判断した」(内定先企業の人事部)。

大学側、就職内定先企業による男子学生に対する対応も、まだ確定していない。大学側は10月29日に、所属学部長による厳重注意処分を下した。だが「まだ調査中、情報がほとんどない」として、最終的な処分は決まっていない。内定先企業の人事部も「現在検討中」とし、慎重に対応する構えだ。

○今度は盗撮容疑で逮捕

「mixi」発の騒動から1週間も経たないうちに、今度は男子学生が盗撮容疑の現行犯で逮捕された。県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで明石署に現行犯逮捕されたのは服部容疑者。所属学部については「分からない」(同大広報室)としている。

事件は明石駅近くの書店で起きた。書店にいた専門学校に通う女子学生のスカートの中を、服部容疑者がデジタルカメラで撮影。気付いた書店の店員が現場を取り押さえ通報、カメラに撮影済みのデータが残っていたため、現行犯逮捕となった。

これについても同大広報室は「情報が全然入ってこない」とし、「処分は所属学部で決定すると思う」としている。

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