第36回厳夜祭が11月14日の午後5時から翌朝の午前7時まで国際文化学部キャンパスで行われる。厳夜祭は夜間主コースの学生が中心となって開かれる学園祭。祭りを成功させようと厳夜祭委員会は準備に奔走している。【11月12日 神戸大NEWS NET=UNN】?
厳夜祭は六甲祭よりも古い歴史を持つ。午後5時から夜を徹して行われる祭りは今年で36周年を迎える。
今年2月に委員長に就任した、厳夜祭実行委員長の畠中翔二朗さん(経済・3年)は「毎年厳夜祭を開催しているけど、年々厳しい状況になっている」と話す。
厳夜祭は、昼間働いて夜に講義を受ける二部に通う勤労学生によって始められたもの。平成6年二部が廃止された後も、新たに設置された夜間主コースに在籍する学生によって祭りは受け継がれてきた。しかし、夜間主コースも法学部が平成15年に、経営学部が平成17年に、さらに、経済学部が昨年に募集停止をしたため、現在2年生以下の夜間主生は存在しない。
現在、厳夜祭の実行委員は10人程度だが、夜間主生は畠中さん一人。委員には昼間主コースの学生も参加可能だが、委員長は夜間の学生しか許可されていないため、委員会は畠中さんが卒業した後の運営について、交渉を大学側と行っている。
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夜間主コースの募集が停止されたことにともなう厳しい運営に加え、今年は改修工事の不運も重なった。
昨年まではB棟を使用していたが、改修ため今年はD棟やA棟を使用することに。使用できる部屋数も減った。
しかし、逆境にもかかわらず、厳夜祭の勢いは年々増している。委員や模擬店参加者の中にも段々と昼間の学生が増えており、今年は初の試みとして、演劇サークルはちの巣座が「ワニの涙」を上映する。厳夜祭で演劇が上映されるのはこれまでなかったことだ。
来場者数も、2006年は500人程度、2007年は800人から1000人程度、昨年は1500人程度、とどんどん規模を拡大させている。
「六甲祭とは雰囲気も違い、OBや地元住民も参加してくれている。できれば残していきたい」と畠中さんは話した。
●厳夜祭・メインステージのスケジュール
▽14日
午後5時~ 開会の挨拶
午後5時5分~ Ghanna Ghanna
午後5時半~神大モダン・ドンチキ
午後5時40分~ブルーグラス
午後6時5分~釜凹バンド?
午後6時20分~軽音二部
午後7時50分~MAYA BELLY EARTH COMPANY
午後8時15分~ビンゴ大会
午後9時15分~ ステージ企画終了
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