神戸市内の小学生などを対象に、乗馬体験や動物との触れ合いの場を提供するイベント「がんばれ神戸っ子」が11月23日、神戸大馬場で開催された。参加した子どもらは、最初は緊張した表情を見せながらも動物とのふれあいを楽しんでいた。【11月26日 神戸大NEWS NET=UNN】?
神戸大馬術部主催の同イベントは、阪神・淡路大震災で被災した子どもらを元気づけるため、平成10年に始まった。現在では被災経験がある子どもがほとんどいないため、交通遺児などが所属するあしなが育英会の子どもらや神戸市内の小学生を対象に行われている。午前中にはあしなが育英会の子どもら30人が、午後から一般応募の小学生40人が参加した。
乗馬体験では、馬に乗った子どもが部員に先導されながら馬場内のコースを一周。慣れない高さにこわばった顔をしながらも、一周し終わる頃には笑顔を見せていた。
また、会場には「エデン牧場」の協力で移動動物園が設けられ、子どもらは羊や豚などさまざまな動物との触れ合いを楽しんでいた。馬に餌を与えるため、持ってきたニンジンをおそるおそる差し出す子どもらの姿も見られた。
馬術部主将の益井博史さん(理・3年)は「事故もなくほっとしている。緊張している子どももいたが、楽しんでもらえたと思う」と話した。
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