国際交流のあり方を議論 神戸大Week2009・学生討論会

11月24日から開催された神戸大学Week2009の一環として、国際学生討論会「神戸で世界を発見~15年の国際学生交流シンポジウムから学ぶ~」が25日、百年記念館であった。国際交流推進本部の瀬口郁子副本部長の報告のほか、学生の活動紹介、パネル討論が行われ、白熱した議論が交わされた。【11月27日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 同討論会は国際学生交流シンポジウム(以下KISS=Kobe Univercity International Student Symposium)が中心となって開催された。阪神・淡路大震災が起きた平成7年に活動を開始したKISSは、留学生と日本人学生が一泊二日の合宿形式で討論会などを行い、交流を深めるというもの。震災当時、日本語が十分にわからず情報弱者となったり、学内で交流の場を求めている留学生に対し、つながりを作るきっかけとして立ち上がった。
 瀬口副本部長により、KISSの15年間の軌跡が報告されたあと、現役生が今年の活動について発表した。パネル討論では、留学生4人と日本人学生5人(いずれも卒業生含む)が活動の魅力や課題などについて話し合った。観客からの質疑で「遊んでばかりではないか」といった指摘もあったが、「それが人のつながりを作るきっかけになっている」とパネリストら。卒業生が現役当時の失敗談で笑いを起こすなど、終始和やかな雰囲気で進められた。
 昨年からKISSに参加し、今年は実行委員長を務めた松本誠示さん(経営・2年)は、「(KISSとして)観客の前でプレゼンする機会はなかった。OBの中に加わって話が聞けたのはいい経験になった」と話した。
 KISSは予算の縮小などにより今年で活動を終えるため、今回の討論会が15年間の集大成に。発表の準備に追われたが、9人の実行委員とともに乗り切った。松本さんは「交流イベントを留学生自体も求めている。(活動が終わることが)残念」と、討論が終わり安どしながらも寂しげな表情を見せた。

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