工学部の塚本研究室などは11月30日、神戸ルミナリエ2009(12月3日~14日)で使用する募金箱の概要を発表した。3回目となる今年は、募金すると硬貨が転がる軌道に沿って光る募金箱や、点灯だけでなく募金状況を自動でサイトに投稿するものなど4種類を制作。募金活動は3日から不定期で行われる。【12月1日 神戸大NEWS NET=UNN】?
塚本研究室はセンサーなどを用いた「ウェアラブルコンピュータ」を主に研究、作成している。平成17年から「イルミネこうべプロジェクト」としてその技術を応用し、電飾服を着た学生らによるダンスパフォーマンスを行ってきた。光る募金箱の制作は平成19年から始まり、ルミナリエ存続のための募金活動も行っている。集めた募金はすべて神戸市に寄付。昨年は3台の募金箱で約70万円が集まった。?
今年は、初めて募金箱のアイデアを公募し、作成した「コウボキン君」や、硬貨を入れるとつぶやき投稿サイト「twitter」に募金状況が自動で投稿される「電飾ツカラボキン」を神戸大の学生らが制作。阪大の学生らが昨年開発した、募金すると画面上の犬がお辞儀する「おもてなし募金箱」には改良が加えられ、犬と猫の2種類が用意される。
「コウボキン君」は寄せられた5件のアイデアを元に設計。一つのアイデアだけではなく、すべてのアイデアの特徴を取り入れた。募金すると、硬貨が箱の中を転がり落ちていく軌道や、「ルミナリエ」、「THANK YOU」といった文字が光り、見る人を楽しませるという考え。
募金箱の制作期間は約2週間。11月15日に公募を締め切ったあと、研究室に泊り込んでの制作が続いた。院生、学部生をあわせ、携わったのは約30人。限られた時間の中で、学生らは必死に募金箱を作り上げた。学生リーダーを務める藤本実さん(工・D1)は「(今後も)ルミナリエが続いていってほしい。楽しい募金箱を作って協力できたら」と話した。
募金活動は12月3日から。以降、4~6、8、10、13日のいずれも午後7時から午後9時まで。精密機器を使用するため、雨天時は中止する。また、12日の午後8時からは東遊園地の特設ステージで、電飾服を着た学生らによるダンスパフォーマンスなどが行われる。
イベントの問い合わせは塚本研究室(Eメール:tukalab-sec@ruby.kobe-u.ac.jp)まで。「電飾ツカラボキン」のtwitter閲覧アドレスは(https://twitter.com/tsukalabokin)。
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