発展途上国の飢餓と、先進国の肥満や生活習慣病の解消に取り組む社会貢献運動「TABLE FOR TWO」(以下TFT)の第1回学生サミットが12月5日、国際文化学部M302教室で開催された。全国から集まった36人の学生が、普段それぞれの大学などで行っているTFT活動を報告し合い、今後関西でTFTが普及するためにはどうすればいいかを議論した。【12月8日 神戸大NEWS NET=UNN】?
TFTは、先進国で肥満や生活習慣病を改善する食事や食品を提案、販売し、その売り上げの一部を発展途上国の子どもらの学校給食のために寄付する活動。先進国での1食が途上国の1食につながるという意味で「TABLE FOR TWO=2人分の食卓」という名がつけられた。学生の間でも徐々に浸透してきているが、活動が盛んなのは関東。今回のサミットは、関西で活動する学生の交流を深め、関西にTFTを広めるきっかけとすることが狙いだ。?
第一部では、京都外大、京大、三重大などの学生が、各大学での取り組みをプレゼンテーションの形で発表。すでに食堂などでTFTメニューが導入されている大学の発表がほとんどで、これから導入を考えている学生の関心を集めた。また、ゲストとして関東からの学生も参加し、関東での活動やNPO法人としてのTFT本部の状況などを報告した。?
第二部では、第一部の発表を踏まえて、関西でのTFT活動の普及について話し合った。グループは関西支部、イベント、PR、生協、メニューの4つで、それぞれのテーマについて熱く議論。最後のグループ発表では、「橋下徹大阪府知事にプレゼンする」や「TFTのTシャツを作って授業で一番前にずらりと並ぶ」など様々なアイデアが提案され、和やかな雰囲気で会を締めくくった。?
このサミットの主催者の1人で、司会進行を担当した辰馬健太さん(文・3年)は「大学によって導入のプロセスとか全然違うけど、共通してるのがみんな熱い思いを持っているということ。関東に負けないように、もっと関西も盛り上げていきたい」と話した。
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