命ある限り伝えたい 森祐理さんが独唱

44人の神戸大生の命を奪ったあの日から15年。阪神淡路大震災1.17のつどいが行われた東遊園地では、東灘区の下宿先で犠牲になった森渉さん(当時法・4年)の姉で歌手の祐理さんが、復興を願って作られた曲「しあわせ運べるように」をアカペラで独唱。献花に訪れた多くの市民とともに、震災の犠牲者を追悼した。【1月17日  神戸大NEWS NET=UNN】

 森さんは毎年、震災の犠牲者を追悼するコンサートを神戸で行っているが、神戸市が主催する行事で歌うのは初めて。15年目という節目に、出演を依頼された。「(震災について)生涯語りついでいかないといけない。自分たちの活動通して伝えていく責任がある」と森さん。「(震災から15年だが)これが終わりではなく 通過点。復興が終わるのではない。(震災を伝える活動を)一生、命ある限り続けたい」と力強く話した。

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