課外でのボランティア実習を通して、学生にさまざまなことを学んでもらうことを目的とする「2009年度ボランティア講座」が開講。2月21日には瀧川記念館で、講義およびパネルディスカッションが行われた。学生ら39人が参加し、今年度のテーマである「自立」についての講義に耳を傾けた。【2月22日 神戸大NEWS NET=UNN】?
ボランティア講座は、阪神・淡路大震災の際に多くの神戸大生が地域のボランティア活動に参加したことがきっかけで、1997年度より大学主催で実施されている。13回目となる今年度のテーマは「自立を問い直す―生き難い社会の中で」。学生らは、「子ども・若者の居場所」、「愛知県における移住外国人の生活実態と支援状況」、「野宿者」、「被災地の復興と被災者の生活再建」、「しょうがい者」の5分野から自分が興味のある分野を選択し、体験実習を行う。学生代表の臺(だい)信一郎さん(農・2年)は開講のあいさつで「自立にも経済的自立、精神的自立など、いろんな考え方がある。実習を通して、自分の中で『自立って何やろう』と考えてもらいたい」と話した。?
この日の講義では、神戸大に非常勤講師として務めている伊田広行さんが「自立とは何か―支援の観点」と題して講演。まずは個人単位で考えることや、個人から広げて社会を見つめることの重要性を説いた。後半は、実習の5分野に関係の深い人らを招いてのパネルディスカッションが行われ、様々な視点から自立について述べられた。?
実習は2月23日から3月16日まで、各分野に分かれて行われる。実習の報告会を兼ねた意見交換会は3月18日を予定。
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