神戸大は3月19日、有志の学生らによる神戸大学「『ホームレス』と出会う子どもたち」上映会実行委員会」(上映委)と会談した。大学側は上映委から提出されていた、野宿者問題に関する申し入れ文に口頭で回答した。大学側の出席者は田中康秀・教育担当理事、石田康史・学生生活担当理事ら4人。学生側は6人が出席した。【3月31日 神戸大NEWS NET=UNN】
上映委側への取材によると、大学は来年度新入生ガイダンスで野宿者問題を含む人権問題を学ぶ場を設けること、「神戸大学ボランティア講座」の支援、広報強化などを約束した。しかし対応は、申し入れ文が求めた全学的な取り組みには及ばず。委員長の江口怜さん(発達・4年)は一定の評価はしたうえで「納得できない部分もある」と不満をあらわした。
上映委は、昨年10月末の神戸大生の野宿者襲撃「自作自演」動画の騒動後に有志の学生らが集まり、今年1月初めに組織された。同月末に啓発DVD「『ホームレス』と出会う子どもたち」の上映会を実施。2月1日には学生27人の賛同者を集め、大学に申し入れ文を提出していた。
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