ヘルマン・ファンロンパイEU大統領来校 欧州と日本の関係説く

欧州連合のヘルマン・ファンロンパイ首脳会議常任議長(EU大統領)が4月26日、出光佐三記念六甲台講堂で講演を行った。訪れた約400人の学生らは約1時間、議長の話に聞き入っていた。【4月28日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 議長が話し終わると、会場は拍手で包まれた。講演中には議長自ら作った俳句を詠むなど趣味を披露する場面も。学生らは、EU大統領来校という滅多にない機会に満足していた様子だった。?

 「学生に直接語りかけたい」という議長の希望があって、今回の講演が実現した。神戸大にはEUインスティテュート関西 (EUIJ関西) の事務局が設置されており、欧州連合との関わりが深い。講演には神戸大の学生の他にEUIJ関西に参加する関学や阪大の学生らも参加した。?

   議長は講演のはじめに「歴史や政治に繰り返しはない。それらは新しく未知のものだ。全体の一部として影響を与えるよう努力しなければならない」 と学生らに説いた。今回のテーマは「変化する世界におけるEUと日本」。通商や外交、気候変動などに関する変化やその問題が挙げられた。 議長が「新しい年」という2010年。私たちがしなければならないことは何か、ということに論点は移る。「時間を賢く使うためには、場合によっては時間をじっくり使わなければならない」。 長期的な計画の中で欧州連合と日本の関係の再活性化を主張し、議長は講演を終えた。講演中、議長自ら作った俳句を詠むなど趣味を披露し、会場が拍手に包まれる場面も。 訪れた学生らは満足した様子だった。?

 講演後行われた約20分の質疑応答には複数の学生らが積極的に手を挙げた。ギリシャ財政危機について他国の支援のさじ加減についての質問に議長は「まずは(危機に陥った)各国がそれぞれ対策すべき。その後、EUの出番となる」と回答。 質問をした?道由子さん(経済・4年)は「質問内容はゼミで以前から話し合った。講演には感激した」と話した。

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