近畿学生野球春季リーグ第5節2回戦、神戸大-大工大が5月16日、南港中央野球場で行われた。今季ここまでいまだ1勝の神戸大は、先発の井上彰(発達・4年)が大工大打線を完封。打線もエースの好投に応え、5-0で勝利した。神戸大の通算成績は2勝8敗。【5月18日 神戸大NEWS NET=UNN】?
8試合目の登板にしてようやく手にした一勝は、完封のおまけつきだった。「今日の投球は90点です」。井上の顔から控えめな笑顔がこぼれた。?
持ち味を存分に発揮した。序盤は得意のスライダー中心。さらに、相手が変化球に狙いを絞ってきたと見るや、すぐさま直球主体の投球に切り替えた。左打者でもインコース攻めを徹底し、大工大打線を寄せ付けなかった。?
2日前の第1戦で、背中を痛めていた。だが、捕手の石浜(発達・4年)も負傷で欠場の中、痛み止めを打って強行出場。「試合になったら関係ない」。痛みを上回る気迫が、エースを突き動かした。?
最高の形で勝利したとは言え、次戦、次々戦の結果いかんでは、入替戦に回る可能性もある。「どっちにしても負けられない。今日か今日以上のピッチングで臨む」。クールな言葉に熱い思いを秘め、背番号21は前を向いた。
●近畿学生野球春季リーグ(5月16日・南港中央野球場)
神戸大 210 000 200=5
大工大 000 000 000=0
【神戸大】○井上彰-田中祐
【大工大】●福呂、岡崎、平田-京山
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