近畿学生野球春季リーグ第5節3回戦、神戸大-大市大が5月25日、南港中央野球場で行われた。神戸大は3-3の8回、2番手樋口(工・4年)が決勝打を許し、3-4で敗れた。神戸大の最終成績は3勝10敗勝ち点なしとなり、11年ぶりの入替戦出場が決定した。入替戦は明日、明後日に豊中ローズ球場で行われる。対戦相手は2部優勝の阪大。【5月25日 神戸大NEWS NET=UNN】?
試合後、選手らは顔を上げることができなかった。「恥ずかしいし、悔しい。伝統に泥を塗ってしまった」と石浜主将(発達・4年)。勝ち点を1つも挙げることができず、1999年春季以来の最下位に沈んだ悔しさをにじませた。?
勝敗を分けたのは8回。大市大は二死1、3塁から4番の池田が中前適時打を放ち、きっちりと得点を挙げたのに対し、その裏、神戸大は一死1、3塁の好機をフイにした。「あれが調子いいチームとそうでないチームの差」と話す中村監督の言葉には力がない。今季、指揮官を悩ませ続けてきた問題は、最終戦でも改善されなかった。?
だが、落ち込んでいる時間はない。明日には入替戦が待っている。相手の阪大は2週間以上前にリーグ戦を終えているため、周到に準備してきていることが予想される。対照的に、神戸大は相手の研究が出来ていないうえ、今日を含め3連戦。状況は厳しいが、「今まで通りやるしかない」(中村監督)。チーム全員が気持ちを切り替えられると話した石浜は「最低でも1部残留は絶対に果たしたい。全てをかけるつもりで戦う」と前を向いた。
●近畿学生野球春季リーグ(5月25日・南港中央野球場)
大市大 020 001 010=4
神戸大 200 001 000=3
【大市大】○野田-池田
【神戸大】白木原、●樋口-田中祐
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