「震災の記憶つなげる1・17パネル展示」が１月11日から21日まで、国際文化学部キャンパスのセブンイレブン横ホールで開催されている。説明書きのほか、写真や当時の印刷物なども震災の記録として展示されている。【1月16日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】?

　震災から16年が経つ。震災の記録を学生らに見てもらおうと、都市安全研究センター学生ボランティア支援室の主催で、震災パネル展示が行われている。
　神戸大学附属図書館が公開している、震災に関するあらゆる資料の収集・提供を目的とする震災文庫。震災直後、被災地で学生らが子どもたちのために作った集いの場である「てらこや」。被災地での生活を写した写真。ホール右側には「神戸大学資料に見る阪神・淡路大震災」や、当時の被災地の人々の写真、自主的に行われた学生たちの救援活動の様子が紹介されている。?
ホール左側の展示では、ニュースネット委員会が当時撮影した写真や、神戸大で犠牲となった学生らの遺族の手記が展示されている。?

　展示を見ていた経済学部２年の辻本珠州子さんは、「4歳の頃、被災したけど、生活ができるようになるまで親戚のうちにいた。写真を見ていて、震災直後はこんなんやったんやなあと思った」と話した。