残留も勝利で飾れず 関西フットサルリーグ

関西フットサルリーグ最終節、神戸大-キンテツが2月5日、西宮市中央体育館(兵庫県)で行われた。すでに残留が決まっていた神戸大は、個人技で勝るキンテツに押し込まれ、2-5で敗れた。最終成績は3勝8敗勝ち点9で10位。【2月9日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 来季を見据え、2年生が中心となってゲームプランを立てて臨んだ最終戦。だが、苦手とするチームを相手に惨敗を喫した。「不完全燃焼というか、もうちょっとできたんちゃうかな」。A上原主将(工・4年)は唇をかんだ。?

 キンテツには関西リーグ昇格以降、一度も勝ったことがない。「個人技でガツガツ攻めてくるチームにはうちは弱い」と上原。パスを回し、徐々にラインを上げるフットサルを「柔」とすると、キンテツのフットサルは「剛」。少人数で攻めるため、神戸大の生命線であるカウンターを仕掛けても効果が薄い。?

 この日も、前半はハーフウェイラインを越えて積極的に圧力をかけるキンテツに手を焼き、ほとんどの時間、自陣に張りつけにされた。前半7分にP伏見(理・3年)のゴールで先制するも、その後、8分、9分、13分とミスから立て続けに失点。後半はオープンな攻め合いになりチャンスも作ったが、シュートの精度を欠き1点どまり。逆に2点を追加され、力の差を見せつけられた。A満田(法・3年)は「気持ちの問題。最後のところであと一歩が出ずに決めるところも決められなかった」と、事前に残留が決まっていたことの影響を敗因に挙げた。?

 ラストの3試合を2勝1敗で駆け抜け、6季にわたり居座り続けてきた関西リーグの座はかろうじて守った。だが、選手の中に満足感はない。「毎年毎年、スタートが悪い。今年もギリギリ残留はできたけど、上位を狙っていかないと。来季までの期間が一番大事になる」と満田はすでに気を引き締める。?

 今季限りで引退となるのは上原とA落(工・4年)のみ。主力として活躍したメンバーがほぼそのまま来季も名を連ねることになる。「来年は史上最強かも」(上原)、「今から楽しみ」(B松本、経営・3年)、「地域チャンピオンズリーグ出場(2位以内)を狙っていく」(満田)。大きな飛躍の年へ。期待を胸に、大学王者は充電期間に突入する。(記者=浅井淳平)?

●関西フットサルリーグ第13節(2月5日・西宮市中央体育館)
神戸大 2 1-3 5 キンテツ
       1-2

【神戸大】伏見2

【写真】惨敗を喫し、選手らはうなだれる(2月5日・西宮市中央体育館で 撮影=浅井淳平)?

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